ヘビーな読者の方のため、マジック界の裏話も書いてみることにします。
今回は(自称)和妻の大御所、てふてふ(蝶々)を売り物にしている新さまです。
社長が以前、京都SAMへお伺いしていた際、日本SAMの発起人であった新さまが度々、京都へ来ていました。ただ京都へ来るだけでは交通費ももったいないということで社長の取り計らいで新さまが京都へ来るたびにレクチュアーを開催してあげてました。
レクチュアーも回を重ねたある頃、新さまは香川県へ寄ってから京都へやって来ました。香川県で招聘を受けてレクチュアーをしたので帰りに京都でもう一仕事したいというリクエストに社長は快く地元の方を集めてレクチュアーを開催してあげたのです。
それを恩義に感じたであろう、新さまは社長にお土産を手渡しました。『香川へ行って参りましたので、あなたのために香川名物のうどんをお持ちしました。』とのたもうた。
しかーし、社長が家へ帰って包みを開けてみると、中身には香川のクラブ会長の御名前が!
つまり、新さまを招聘したクラブ会長が新さまにお土産を手渡して、新さまはそれを自分が買ってきたように社長にお土産として渡したのでした。
しかも『あなたのために・・・。』と言いながら・・・。社長に手渡す時、『もらいものですが・・・。』と言えば何も問題なかったのに、一言『あなたのために買って参りました・・・。』と言った言葉の薄っぺらさ。
一度は奇術協会の重要役員を務めた新さま。お水の芸や蝶々の芸を大層に喧伝なさっているのになんと小者感溢れるエピソードでしょう。
一度は掴みかけた奇術協会会長の座を周りの反対で降ろされた所以もこの辺りにあるのでは・・・?