博多レクチュアーの後は湯布院へ向かいました。湯布院の駅前はすっかり観光地でアジアのお客さまも多く、賑やかです。今回は中心地の喧噪を避けて“お宿・二本の葦束”さんへ行きました。
こちらは森の中にある旅館で客室はすべて戸建てになっています。そして、それぞれが違う造作で、どの建物も個性的。西洋でも東洋でもない無国籍な情緒は独特です。
ウェルカムはいろいろな小鉢が盛られていて目でも楽しめます。お風呂は様々なタイプがあって、全て貸切です。いっぱいありすぎて、一泊ですべて廻るのは無理かも。
お部屋もいろいろなタイプがあって迷うのですが、今回は烏兎庵(うとあん)というお部屋を選びました。庭を取り巻くようにお部屋が配置されていて、モダンなのに懐かしい趣き。
お料理は野菜が中心で、地元のものだそうです。早々と鮎もいただきました。
宿全体は独特の世界観を醸し出していて、常に新しい施設が作られていて挑戦的。お風呂は様々楽しめて非常にお得感があります。惜しむらくは食事にもう少し、余裕感というかサービス感があればなぁと思います。食事をする際に痒いところに手の届く・・・たとえば食事を出すタイミングや飲み物を適切なタイミングで出すというようなところに手が回っていない印象でした。
しかしながらお値段と設備を考えれば、お得感もあるし、独特の世界観は嫌いではありません。
前述したように観光地の喧噪から離れているのも魅力だし。
天草の“五足の靴”さんを彷彿とさせるイメージなのは私だけでしょうか。
いずれにしても行く価値のある旅館だと思います。
二本の葦束さん お奨め度
☆☆☆☆