真冬に福井、金沢でレクチュアーをさせていただくのは帰りに望洋楼さんへ寄るため。そう、越前蟹をいただくためです。中でも望洋楼さんの蟹は絶品。皇室献上されるような立派な蟹です。
蟹もさることながら小体な宿にも係らず、部屋はそれぞれ意匠を凝らした造りで行くたびに、新しい部屋を知る喜びもあります。今回は2階の部屋をとっていただいたのですが、これがまた良い部屋でした。
1階の部屋に泊まった時は海が間近に迫る迫力に圧倒されましたが、2階から眺める海の表情もまた良いものです。美しいベランダがあり、食事のときは窓越しに眺めることができます。
お料理は蟹を中心にした懐石で、先付には雛飾りも。蟹は身がたっぷりとしていて、しかも繊細な味です。京都の間人(たいざ)蟹も美味ですが、やはり格別と思います。
こちらの宿のもうひとつのお気に入りは仲居さん。毎回同じお姉さんをご指名。若いのに気が利いて笑顔が可愛らしいのです。趣向を凝らした部屋で気の知れた方にお世話していただいて美味しいものをいただく・・・うーん幸せ。
翌日、宿を発つとき小さなサプライズが。仲居さんからお土産をいただきました。社長がいつも心づけをさせていただいているのですが、そのお礼に私からと・・・。見た目だけでなく可愛らしい心遣いにも嬉しい思いを感じました。
皆様にもこちらのお宿お奨めしたいと思います。その際、担当はゆかちゃんと指名したら快く滞在できること請け合いです。
但し、蟹の時期はお値段それなりです。
望洋楼
お奨め度
☆☆☆☆