さて2日目は高松に戻り、高松港から小豆島へ。今日のお目当ては人気宿、真里さん。こちらはもろみ料理で有名。そう、小豆島は醤油の産地なのです。島のあちらこちらに醸造所があります。
最近は瀬戸内の島々にアートの拠点を作って観光に結び付けているようです。でも島全体はのどかです。そこここにオリーブの農園や販売所があるのが小豆島らしいともいえるのでしょうか。
真里さんは山の上にあります。元はオーナーのお母さんが民宿をしていたのだとか。昔の母屋と蔵は有形文化財になっています。母屋は食事処と憩いのスペースになっています。憩いのスペースというのは囲炉裏があって自由に過ごせる場所なんですが、とっておきのお楽しみが・・・。それは様々な果実酒が自由にいただけるのです。金柑やミカン、キウイ、いちご、パプリカやウコンなどもあります。
お料理は瀬戸内で獲れる魚介類が豊富。海老は生きたまま出てくるので格闘しながらいただくことになります。お刺身も4種類の醤油で楽しめます。どの醤油も真里さん独自のものですが、特に酵母が発酵中の醤油は全く市場には出回らないもの。
醤油を楽しむ料理というと辛い味だと思われがちですが、私たちが普段食べているものから比べると薄味なくらい。
野菜も庭でできたものなども出していただけます。
部屋は有形文化財になっている蔵に泊まりました。小さいながら気の利いた露天風呂も備えています。古い蔵なのは外観だけで中は至って快適です。この宿のこだわりはすごく、設えはもとより、どのような小物や置物も気を抜いていません。小さな島でそのようなこだわりを維持するのは大変だろうなと思いました。