あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
お正月も明けきらない1月6日から本年最初のレクチュアです。場所は下関。何故、下関かというと・・・。フグの季節だからです。(笑) そう、社長はフグがことのほか大好きなのです。
松も取れないうちからお集まりいただいた下関のお客様、誠に有難うございました。
無事レクチュアも成功裡に終わり、向かった先は山口は長門湯本の“別邸音信”さん。地元の老舗“大谷山荘”さんが7年前につくった旅館です。
到着すると豪壮な門構えに圧倒されます。そして専用のお茶室でチェックイン。総支配人の方からご挨拶がありました。パブリックのスペースはすべて畳と木の床になっていて温かみがあります。部屋に通されるとメゾネットになったホテルタイプになっています。カーテンが電動なのも最近のシティホテルのよう。
部屋の冷蔵庫内のものはアルコールを含めて無料です。一言でいうと部屋は非常に快適です。備品もセンスが良く、洗面も2つあるのが気が利いています。メゾネット2階は第2リビングとなっていてAV機器が充実しています。部屋付露天風呂も源泉かけ流しで貴重です。ただし、少し浴槽は小さ目。
大浴場には岩盤浴ができる設備があって、心地よいワッフルのガウンを着用して利用します。こういうのって大事だと思います。パブリックに岩盤浴の設備があっても他人の汗が付いた設備は使う気がしません。その点、ガウン着用ならそのようなことは気になりません。またガウンがオリジナルの高品質のもの・・・というのがいいのです。(ちなみに購入すると¥14,700)
館内すべての設えは超一級です。庭には石垣が築かれ、大きな水盤の周りが回廊になっています。細かな部分を見ても抜かりのなく、清潔感も高いレベルで維持されています。スタッフは若い方が多く、美人ぞろいです。これもこだわりでしょうか。フランクな接客ですがよく教育されていることは伝わってきます。
こちらに宿泊すれば大谷山荘のパブリック浴場も利用できます。直接つながっているので気軽に行き来できます。大谷山荘は大規模ホテルですが、こちらも立派な設備を持っていて一見の価値有りです。
食事は専用のスペースでいただくのですが、こちらも品よく豪華な造りになっています。さて今回はフグのコースをいただきました。まず出てくるのはフグ3種の先付。フグの酒盗など珍しいものもあります。そして“てっさ”。大皿に大輪の花のごとく盛られて出てきました。その量に圧倒されますが、なにしろフグは淡白で多い量でもいただけます。
フグのから揚げや“てっちり”をいただき最後にフグ雑炊で締め。このような設備の中で贅沢なお料理をいただく・・・。旅館の良さを実感!
ただひとつ希望を言うなら、もう少し挑戦的なお料理があってもいいのでは?と感じました。このクラスの旅館であ れば、看板となる料理が欲しいもの。そしてそれは決してほかの旅館にないもの・・・例えば修善寺あさばさんの“あなご飯”、半水盧さんの“鯛の塩釜”・・・そういう柱となるお料理があれば更に魅力が増すと思います。
別邸音信さん お奨め度
☆☆☆☆