月に1度のお楽しみ、なかひがしさんの日です。八寸は月見の趣向で芒が添えられています。いつもいつも巧みにお料理で季節を表現される手法には驚かされます。
鯉のお料理もとてもカラフルに様々な食材を散らして、一見イタリアンのように見えます。もったいない気がするけれど、全部混ぜていただくんですって。
メインには左京区在住(大将談・笑)の鹿をチョイス。社長はジビエが苦手なのでカレイをオーダーされました。鹿はややレアですが全く癖がなく、あっさりとしたお味。ジビエが苦手でも大丈夫だと思います。
カレイは身はホクホクに炙っていただいて柔らかい身を堪能できます。カレイのもう1つのお楽しみは身とは別に焼いていただく骨の部分。頭や尾もつけていただいてカリカリと食べられます。カレイは2度楽しめるのです。
そしていよいよ秋のお楽しみ、松茸ご飯。なかひがしさんの松茸ご飯は炊き込みではありません。焼き松茸を散、ご飯の上にはこれまた炙ったカラスミを載せてあります。調味料はお塩だけ。これが最高においしいのです。
〆は山椒ご飯。ご飯三昧です。炊き立てのご飯でつくっていただくので本当に美味です。大将がうちのメイン料理はめざしとご飯ですとおっしゃる意味もよく分かります。なかひがしさんのご飯を食べると本当に幸せになります。