皆さんは中国というとごのようなイメージでしょうか。政治では最近衝突が多く、近年急速に伸びた経済力でも日本を凌駕してしまいそうな中国に一種の違和感や嫌悪感を持つ人も増えているようです。
でも中国人も日本人に興味や尊敬を感じていて、中国を訪れた日本人もやはり中国に関心や親しみを感じているのです。そして中国では若者や知識層を中心に実に確かな情報を入手していて、自国の誤りや世界から不審に思われていること(事故を起こした新幹線を埋めることなど)への正確な判断力を持っています。当局から禁止されているインターネットのアクセスも実際には自由に行われていますし、衛星放送の受信による日本や西洋諸国のTV番組も視聴しているのです。
案外、中国共産党は庶民の自由に寛容なのです。見て見ぬふりをして・・・という範囲ですが。日本と中国の間の人々の感情が融和するのは遠い将来のことでは無いかも知れません。
とにかく、今の中国はエネルギーがすごい。杭州のような地方都市のマンションでも日本よりはるかに高い価格で取引されています。車は日本車の中型車で500万円程度、しかも超のつく高級車は日本より多いくらいです。またどんな小さな町に行っても携帯電話は普及しています。地方都市の人々の交通手段の自転車、バイクはほとんどが電動です。
では何故まだまだ平均所得は日本に及ばない中国で日本より高いマンションや車が日本より多いのか。答えは車やマンションが買えない人も沢山いますが、買える人も沢山いるのです。そう、日本とは何もかもが桁違い。それが熱いエネルギーとなって渦巻いているのです。中国のどの都市へ行っても建設中の建物がすごい勢いで林立しています。
このエネルギーの持ち主と反目するのではなく協力すれば日本も新しい展望が開けるかもしれません。