静岡、小田原のレクチュアーを終えて伊豆へ向かいました。伊豆は何度も訪れているので
特段観光するところもないのですが伊豆の踊子像と名産わさびのオブジェです。
今回のお宿はずっと気になっていた落合楼村上さん。このほど宿泊プランをリニューアル
されたのを機に伺ってみました。館内に7か所もの登録文化財に指定されている建造物
を有しておられます。そしてそのうちの1つは客室そのものなのです。つまり文化財に
宿泊できるのです。確かに部屋は贅を凝らした造りで欄間や床の間の柱など見どころ
十分です。
宿に到着して最初に目にするこの玄関も文化財です。
お料理は地の素材を中心に供されます。今の季節には珍しい夏猪や鮎などを堪能しました。
この地は猪猟が盛んで名産の一つになっています。夏の猪は油が少なく、あっさりとしていて
まるでサイコロステーキのようにして出していただけました。ご飯やお漬物も美味しく、お料理
も大満足。聞けばまだお若い料理長さんが様々な新しいお料理に挑んでいるとのこと。そして
お漬物のレシピを紙に書いて渡してくれたりするのも嬉しかったです。
女将さんも若く、非常に気遣いのできる方でした。もとは先代が伊東で宿をされていたのですが
15年前に閉館していた落合楼を復活されたとのことです。広大な敷地に15部屋、そのほかに
ゆっくりできるラウンジや新装されたカフェがあり、本当に落ち着ける宿です。
再訪が楽しみな伊豆の隠れ家です。
落合楼村上さん
お奨め度 ☆☆☆☆