2012年2月-京都のマジックショップ ロイヤルマジック

2012年 2月

だめだめ旅館

さてさて、この欄では行ってはいけない、だめだめ旅館をご紹介します。もちろん、人により評価は様々でしょうが有名でありながら、この体たらくはどうよっていうエピソード満載です。これらはぜーんぶ実話。えぇ、えぇ自腹ですから忌憚なく書かせていただきますよ。これらの宿へ行こうとしているあなた。この話を聞いてから今一度ご検討なさったほうがいいかもよ。

“星のや・軽井沢”さん

まずは今、最もホットな“星のや”さん。メディアへの露出では群を抜いており、各雑誌もやたら取り上げたり特集したり、存在感がうなぎ上り。しかも地方の旅館をリプロデュースして再生しつつグループを拡大中。→そのリプロデュースされた地方旅館にも一言あり!

本店ともいえる星のや軽井沢。建物の完成度がかなり高いのは認めます。部屋やフロントも日本有数のしつらえかも。接客が悪いわけでもありません。では何がだめだめかというと・・・。何となく全体がイマイチとしか言いようがないのです。全てがハリボテっぽいというか、建築物にヒューマンサービスが追い付いてないというか。仏作って魂入れず・・・という言葉を思い浮かべました。

この宿の特徴の1つが食泊分離。食事は各人が自由に摂れるスタイル。軽井沢はおいしいレストランが多いので旅館の外へ行くのもいいものかも。ただ、旅館内のレストラン(嘉助)へ行くと結構な値段の割にがっかり度大。悪くはないのです。でもこの値段でこの内容はだめだめ。例によって『自遊人』ではこのレストランが腕を上げて京都の懐石にも負けなくなった云々と書かれていましたが?どこが?京都なら店さえ間違えなければ半額でもっと満足できるところがいくつもありますよ。京都人に失礼では。

それとパブリックなお風呂が施設の外にあって、結構歩いて行かなければならないのです。それもそのはず、このお風呂は一般のお客さんにも有料で開放されていて観光客が列をなしてお目見え。お風呂自体も全く特徴なく、スーパー銭湯?

有名になると様々なお客様が来るようになります。日本を抜いて今や世界第2位のGDPを誇るかの国の方々も多くて、いろいろなカルチャーショックが。皆さんは基本大勢で行動されます。食事処でも深夜の庭でも。まあ、賑やかなこと。何しろ、お金はたくさん持ってらっしゃるので旅館に来て楽しいかなというようなお子ちゃまも連れてらっしゃいます。

ついでに最近、星のやグループに入られた“界出雲”さん。従来からある旅館が“界”ブランドでリプロデュースされているのですが、いかんせん中途半端。玉造という温泉ブランドだけでは今や成り立たないのは周りを見れば分かります。団体客が減って個人客をターゲットにしようにもノウハウがない。そこで現れたのが星のやグループ。

でもね、上辺だけ変えてもお里は知れるのよね。だって、旅館で大事な要素はいろいろあって、建物や料理も大事だけど、それを生かすも殺すも人次第。

こちらの宿ではチェックインの時に今日は混んでいますので、もしよろしければお食事は遅い目にしていただけますかと打診されました。別に遅くても不都合はなかったので了承しました。

さて時間になって食事処へ行くと・・・。誰も出てきません。案内なし?仕方なく勝手に座って、様子を見ているとスタッフさんは慌ただしく配膳されていました。急に休んだスタッフがいたのか、人数が足りていなかったのね。

予想通り、食事のサーブも乱れがち。ワインのコースターは汚れているし、最後のご飯の器は温められていないし・・・。忙しそうなスタッフを見ていると指摘するのも可哀そうで後で責任者の方にお伝えしておきました。

地方の旅館が不振なのは分かります。でも安易に星のやブランドにしたからと言って薔薇色の未来が広がるわけはありません。どうか今、悩んでいらっしゃる旅館経営者の方がいたら再考なさってください。本物のサービス無くして再生無しですよ。本家本元が試行錯誤中なのですから。

あさばさんがフランチャイズのような、のれん分けするでしょうか。五足のくつさんが天草とは別の場所にあったら成立するでしょうか。一般的に言って高額な宿泊料を設定されるなら本物を目指してほしいです。

“星のや”およびそのグループ 行ってはだめだめ度 ☆☆☆

お金がたくさんあって軽井沢で豪華に過ごしたい方、食事にこだわらない方には良いかも。

“月のうさぎ”さん

こちらも予約が取れないことで有名なお宿。今はどうでしょう。こちらの宿は私にとって、いろんな意味で気になる宿でした。というのは例によって“自遊人”誌でかつてこき下ろしていた宿だったのですが最近の号ではお奨めの宿になっていたのです。あまりに腑に落ちないので遂に自遊人編集長さんに直筆でその旨を尋ねてみました。

解答は経営者も変わって現在は再生したとのこと。

確かめてみるべく、予約を取りました。平日だったせいか案外、簡単に予約が取れましたがリーマンショック以降どこの宿も以前ほど稼働率は良くないのかも。

食事は伊勢海老、牛肉、アワビ、松茸・・・。考えられる限りの高級食材を出せばいいのか?私にはしっくりきませんでした。

部屋はもちろん全室露天風呂つき。海が見渡せます。あぁ、これも何だかしっくり来ません。つまりこの宿のコンセプトは分かり易さなのです。高級食材に部屋付き露天風呂・・・これは分かり易い。温泉に来ていいもの食べて露天風呂に入れば、ある意味幸せかも。しかーし!いくら高級食材でも科学調味料で味付けしたり、ただ素材を並べられても、あまり食事を楽しむことはできないのです。

露天風呂だって、取ってつけたような設備では何故それがあるのか判りかねて。要は高級温泉に来たら高そうな食材出してもらって、露天風呂入って・・・という分かり易いサービスを求める人には打ってつけ!

“月のうさぎ”さん 行ってはだめだめ度☆☆☆☆

区画整理などで突然現金が入って、思わず派手な車を買ってしまい、分かり易い宿をお探しの方にお奨め。

“あらや滔々庵”さん

加賀、山代温泉の名宿。最初に申し上げますが、こちらの宿は全く悪いところはありません。名宿の名に違わぬ良い宿です。しかーし、私に言わせると可もなく不可もなく・・・という印象で、名宿たるもの強烈な個性を主張してほしいのです。

パブリックの露天風呂は湯量も泉質も申し分なし。趣向を凝らしたモダンな浴室もあります。でも浴室に蜂の巣があって、少し怖かったです。

お料理も名宿の風格。しかし接客してくれる方が地味すぎて食事の楽しみを引き出してくれません。パートさん?と思うほど、まさに可もなく不可もなく・・・を地でいく方。70歳を過ぎた年配の方には向いているかも。

結局、こちらの宿の特徴は?と聞かれると何もないのです。近くにあるべにや無可有さんだと、いろんな意味で様々な見解を述べることができます。そのような個性が欲しかったなと思います。

“あらや滔々庵”さん  行ってはだめだめ度☆

決して良くないお宿ではありません。宿に刺激を求めない年齢になったら是非。


おまとめランキング

2011年までにお伺いしたお宿の中で、心に残るサービスや卓越した特徴のあるところをおまとめしました。順番はランキングではありません。地の利や季節によって多少、条件は変わるでしょうし、良いお宿は順位付けできるほど差が出るものでもありません。こちらにご紹介したところはいずれも甲乙つけ難い素晴らしい宿だと思います。


・あさばさん・・・修善寺の名宿。能舞台で有名ですが出演者も今をときめく有名どころ。さすがです。こちらは目に見えないサービスが行き届いています。例えばパブリックな浴場はいつ行っても清潔。タオルは常に温めてあります。外出する際も靴が温めてあるのです。静謐な印象を維持し続けるのは並々ならぬ心遣いがいたるところに施されている証拠です。お料理も日本の温泉宿では最高ランクではないでしょうか。

こちらの若女将の方はオーラがありながら細やかなお気遣いをされていてサービスの面でも行き届いています。予約の際の言葉使い一つとっても洗練されています。


この度お伺いした折には執事の方に修善寺をご案内いただきました。なんでもあさばさんと修善寺は創建の時からのお付き合いだそうで、今でも懇意だそうです。普通の方は入れない施設の中からご案内いただきました。老舗旅館の隠れた底力を感じました。

ちなみにあさばさんから修善寺までの遊歩道はミシュランのグリーンガイドにも出ているほどの人気スポットです。

・ハイアットリージェンシー箱根・・・箱根にありながらモダンなホテルタイプの宿泊が可能なところ。部屋はシンプルながら非常に心地よい設計になっています。ホテルなのでパブリックな浴場には大きな特徴はありませんが、そのかわりスパが備えられています。こちらのスパはかなり本格的。ありきたりのホテルに付属した施設というのではなく、プロフェッショナルな印象。短時間の施術でも身体の疲れているところ、心掛けなくてはいけないケアを的確に言い当てていただきました。(以前、医療的な検診で指摘された内容と合致)

レイトチェックインの2泊3日のプランがあるので、それを使えば非常にゆっくりできます。しかも暖炉を備えたリビングではアルコールを含めたドリンクが無料で提供されます。スタッフの接客もこなれており、ホテル利用に慣れた方には快適かと。

・コンラッド東京・・・汐留にあるのでビジネスにも観光にも便利。銀座も近くて買い物目的の方にも良いのでは。

28階がロビーで部屋も高層階を選べばかなりの非日常感です。外には浜離宮が望め、近隣の高層建物もいかにも東京らしさを感じます。このホテルが気に入ったのはジャグジーのあるスパがあること。朝から心身をリフレッシュして出掛けられるというのはかなりの爽快感があります。

朝食の選択肢も豊富で内容も豪華。このスパと朝食で格別な1日の始まりを体験できます。

・帝国ホテル東京・・・王道のホテルですが接客は丁寧でフランク。初めての利用にも係わらず、お部屋のランクアップをしていただきました。それも何とスイートに!専用ゲートをカードで通るシステムでセキュリティも高く安心。書斎つきのお部屋で、寝室も別部屋となっており落ち着けました。

・椿山荘・・・都会の中にありながら広大な森の中にある環境抜群のホテルでした。朝、森を散策すると何と、狸の親子がいました。お部屋はクラシカルな欧米のホテルのよう。斬新さはありませんが、子供の頃TVで見た外国のホテルという印象。アメニティも気が利いていて(ロクシタン)、接客も丁寧な印象でした。

実はあるトラブルがあったのですが、フロントやレストランの方、皆さんがそのことを共有していて対応してくださり、かえって恐縮しました。

車で出掛けるとき、守衛の方が近所の方に親しくお話をしている様子を見て、地域に愛されている印象でした。

・名古屋マリオットアソシアホテル・・・名古屋でレクチュアーする際の定宿です。駅と直結の便利な立地。高島屋さんや東急ハンズとも直結しているので買い物も楽しみ。高層階にあるレストランは夜も朝も行く価値ありです。特に朝食はバイキングスタイルですが内容がよく、大人気です。

・石亭さん・・・広島の宮島の対岸にある有名宿。手入れの行き届いた庭に点在する和風建築の建物がどれも違う趣向になっていて人数や目的によってチョイスできます。どのお部屋も素敵で再訪したくなります。お料理も和洋織り交ぜた独自のスタイル。ロビーでは無料の利き酒やぜんざいの振る舞いも。

こちらは何と言っても庭にある様々な“隠れた仕掛け”を楽しむのがいいかと。その気になれば、一日中、お庭遊びができますよ。ある部屋にはお酒も置いてあるし。

パブリックのお風呂は貸切で使用します。こちらにも和風の外観からは想像付かないしつらえが。

実はこちらでも不都合があったのですが、オーナー自ら快い対応をしていただき、真摯な姿勢が伝わりました。

・鳴門パークヒルズ・ホテルリッジ+青柳さん・・・徳島にあるホテルですが、いわゆるリゾートホテルではなく、別荘のように静かに過ごすスタイル。接客、しつらえともに完成度は高く大人が安心して滞在できるホテルです。但し、パブリックのお風呂は小さくそれほど特徴はありません。でもポカリスエットは無料提供されてます。何しろ、大塚製薬さんの経営ですから。

こちらを利用するのなら青柳さんとセットがお奨めです。宿泊はホテルリッジ、食事は青柳さんへ予約します。2つは連携はしていただけますが全くの別経営です。

青柳さんは日本有数の鯛料理のお店で、お料理が格別なのは勿論、建物にオーラがあります。それでいて女将さんはとっても気さく。近くの路地物を売っているお店を教えてくれたり、幼い頃の思い出話をして下さったり。緊張することなくお料理を楽しめました。

『自遊人』誌によるとホテルリッジの食事も美味しいらしいのですが、朝食を取ったところ、ご飯にやや炊飯器のにおいが残っていたような・・・。鳴門海峡を見ながらいただく食事は気持ちよかったですが。

ただ、宿泊・食事を上記のように分けてオーダーすると、それなりの出費になりますのでよくご検討を。

・ふかほり邸・・・九州、久留米にある隠れ宿。久留米は新幹線開通で駅が整備されていますが基本的に周りには何もありません。お宿にこもって過ごすのがベスト。そう、何もしないで過ごすのに非常に向いています。

食事は地産のものが中心でおいしくいただけます。お部屋はそれぞれ違う趣向になっているのですが、人気は露天風呂の扉が観音開きになっているところ。直営のパン屋さんが併設されていて小腹が空いたら重宝します。

こちらの面白い趣向の1つが卓球部屋があること。温泉といえば卓球・・・ということで自由に使用できます。

スタッフは若い方が多く、付かず離れずの感じで気兼ねなく過ごせました。

有馬山叢 御所別墅 ・・・有馬温泉にあるヴィラスタイルの宿。旅館とホテルの融合?ヴィラはどれも100平米以上の広さで、部屋に岩盤浴の設備が備えられていています。

パブリックのお風呂は有馬独自の金泉ですが特段、特徴はありません。直営の御所坊の方へ行かれることをお奨めします。(車で送迎してくれます)

例によって『自遊人』ではお料理を褒めておられませんでしたが、私は美味しいと思いました。接客の方も親切で楽しく食事ができました。このクラスのお宿にしてはワインもリーズナブルでお店の方も、それで十分ですよとおっしゃってくれました。中には50万円アップのワインもありますので、オーダーできる方はどうぞ。(ちなみにお伺いした時点で3本の注文があったそうです)

自遊人でも述べられているとおり、東のアルカナ・イズを彷彿とさせます。都会から近くで、洗練されていて、プライベート重視のつくり・・・。好みは分かれるところですが私は嫌いではありません。ていうかかなり好き。(笑)




・望洋楼さん・・・福井は東尋坊にある小体なお宿ですが、良い宿だと思います。蟹はもちろん、越前蟹の良いものを提供していただけますが、蟹のシーズン以外のお料理も絶品です。正直に申し上げると最初はあまり期待していませんでした。蟹で有名な宿はシーズンオフはそれほど特徴がないのではと思っていたのです。でもお料理は懐石スタイルでとても美味しかったのです。料金を考えると、蟹以外のシーズンはかなりお得かと思います。


そしてお部屋からは日本海がすぐ下に見えます。これがまた絶景!冬は荒ぶる波が目の前に迫ります。時には恐怖を感じるほどです。たまに駐車場にまで波が及ぶとか。パブリックのお風呂は2種類ありますが、どちらも素晴らしい眺めです。

若いスタッフさんの接客も一生懸命でとても好感が持てるものです。


上記は私の中では★5つです。その基準は・・・いろいろありますが、再訪したいかどうかと人に薦められるかどうか。それが最も明快ではないでしょうか。それぞれの宿には様々な特徴があって、人の好みもいろいろですが、もし訪れる宿をお決めになる際の一助になれば嬉しいです。



お知らせ
マキロンブログ

カテゴリー

アーカイブ

FAXでのご注文

商品カテゴリ

ショー&レクチュアーのご案内
ロイヤルマジック特典
お知らせ

Shop info

ショップ営業時間
ご注文受付:24時間受付中
お問い合わせ:平日12時~18時
水曜定休

ご注意
出張等によりお問い合わせやご注文を頂きましてもすぐにお返事ができない場合がございます。あらかじめご了承下さい。


ページトップへ戻る


pagetop

ご利用ガイド

お支払い方法

◆代金引換 ◆銀行振り込み ◆郵便 ◆店頭払い

詳細はこちら

配送について

【業者】佐川急便
午前中 / 12時~14時 / 14時~16時 / 16時~18時 / 18時~21時

時間帯

ただし時間を指定頂いた場合でも、事情により指定時間内に配達ができない事もございます。

詳細はこちら

送料について

お届け地域により異なりますので、下記をご参照下さい。

【関西・中部・北陸・中国地方】800円
【四国・九州・信越・関東地方】900円
【南東北地方】1,000円
【北東北地方】1,100円
【北海道地方】1,600円
【沖縄地方及び一部の離島】地域により実費送料

詳細はこちら

ご注文後のキャンセル・返品交換について

マジック用品は秘密のアイデア部分が大きな価値を持つ特殊なものです。秘密を知ってからの返品、交換は一切受け付けておりません。

イメージ違い、ご注文時のお客様による品名間違いなど当社に落ち度の無いご注文の内容に関しても責任を負いかねます。また"取り出し用品"など直接秘密と関係の薄い商品に関しましても同列の扱いとさせていただいております。

但し不良品の交換については弊社の規約に基づいて行っております。

詳細はこちら

欠品・お取り置きについて

◆欠品について
ご注文いただいた商品が万一欠品の場合は別途メールにてご連絡させていただきます。

◆お取り置きについて
お取り置きは1週間となります。期限内にご入金のない場合はキャンセル扱いとさせて頂きます。

但し不良品の交換については弊社の規約に基づいて行っております。

詳細はこちら

お問合せ先

tel 075-365-6661

営業時間 12:00~18:00(出張時を除く / 水曜定休)

※出張日/お休みの日にお問い合わせいただいたメールご返信は、後日になることもございます。ご了承くださいませ。
※お電話でのお問い合わせは上記時間内にお願い致します。


pagetop